プログラマに求められるスキルとやる気

IT業界においてはプログラマの募集が頻繁に行われており、どの企業においても若い世代の人材に大きな需要がある。これは、プログラミングの能力がある人材を集めるという観点に加えて、身を削ってでも迅速に良質なプログラムを完成させようという意欲に満ちた人材を雇用することによってできるだけ速やかに新製品の開発を行っていきたいという指針が反映されているのである。

そのため、プログラマにはプログラミングの基本的な技術や経験といったスキルが必要にはなるものの、それは最低限のものにしかならないという面が強い。若くて体力があり、高い気概を持って物事に取り組むやる気の持ち主であるということが求められているのである。募集広告にはそういった要求が記載されていなかったとしても、二つの観点からそれが必要とされていると言える。

一つは人材として最先端の場で日夜を問わず意欲的に働いて生産活動を行って欲しいという純粋な考えである。もう一つは現場環境に対する配慮から生まれる考え方となっている。採用する側から見れば同僚として意欲に満ちた人材が欲しいと考えるのが自然である。特にIT業界の最先端の現場では自分一人で取り組んでいると鬱になってしまうリスクすらある仕事に携わっている人も多いことから、それを払拭できるような職場環境を作り上げるためにもやる気に満ちあふれた人材を確保して活気を高めるということが重要視されることになっている。